司法試験の勉強会

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責任主義とは?わかりやすく解説

責任主義

責任がなけれは犯罪は成立しないし,責任の重さに応じて刑の量も定まる。犯罪が成立するためには, 単に構成要件該当の違法行為があるだけでは足らず,さらにその行為について行為者に責任を問えるこ とが必要である。
こうした責任主義は,現在の刑法理論上争いのないところである。  
責任能力とは,「行為の理非善悪を弁別し,この弁別に従って自己の行為を統制する能力」であると いう定義が判例上確立している。
責任能力は,右の責任の前提となる要素であるが,右の責任主義から,
1責任能力は,単に存否のみが問題となるのではなく,その程度について無限の段階に分け得ること,
2責任能力は,犯罪行為時に存在することを要すること,の二点が帰結される。
この前者について問題 となるのが限定責任能力であり,後者について問題となるのが原因において自由な行為である。